【タイトル】

年長組 造形表現活動

【本文】

第三大島幼稚園では、年4回、講師に山口 荘一先生をお迎えして、造形表現活動に取り組んでいます。 山口先生は、こどもたちが自由にのびのびと自分を解放して表現することを大事にしています。 造形と言っても、形や技術などにこだわったり、その方法を指導したりするのではなく、こどもたちが自ら「やってみたい」「こうやってつくってみたい」という気持ちをもって取り組むことを大切にしています。   今回は、年長組の第1回目の活動を行いました。 この日の活動は、「ローラーコロコロ スタンプペッタン」と題して、大きな模造紙にローラーやブロック、型抜き、葉っぱなどを使って絵の具で自由に表現していきました。 始めに、山口先生から今日の活動についてのお話を聞き、いよいよ取り組んでいきます。 年中組の時に、山口先生と一緒に活動したことを思い出しながら、親しみをもって話を聞く様子がありました。   そして、いよいよ自分のローラーを持ち、白い模造紙に描いていきました。真っ白な紙に絵の具を付けていくことに始めは、ドキドキしていた様子でしたが、段々と気持ちが解放され、大胆に描いていくようになりました。 ローラーだけでなく、ブロックや型抜き、葉っぱなどを使ってスタンプも楽しみました。          最初は、ローラーなどを使うのが、楽しかったのですが、段々と手に絵の具をつけてスタンプしていくのが楽しくなったようです。         そして、こどもたちから「足にも絵の具を付けてみたいな」との声が出てきました。山口先生が「やってみよう!」と言ってくださったことで、みんなが足に絵の具を付け始めました。こんなダイナミックな活動は、なかなか家庭では体験できませんよね。 みんな夢中で絵の具を付け、模造紙にどんどん足でスタンプをしていました。         できあがった作品がこちらです。        それぞれが自由に描いていましたが、自分が描いたところはしっかりと覚えていて、作品を見ながら「このスタンプ僕がやったよ」「この手形は私の!」と話す姿が見られました。     山口先生から「幼児期に型にとらわれずにダイナミックに表現する経験が、小学校以降の表現の豊かさにつながっていく」とのお話もいただきました。 活動後には、自分たちで絵の具のついたブルーシートを雑巾がけし、手足の汚れもきれいにしました。 片付けも活動を通しての学びの一つですね。   一人一人がやりたいという気持ちをもって、夢中で取り組む、貴重な体験となりました。  


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